2025年1月16日
白内障手術では、濁って固くなった水晶体手術を超音波で砕いて吸い取り、人工の眼内レンズを入れるという方法が主流となっております。
当院では以前よりAlcon社製のCenturion®という先進的な白内障手術マシンを用いておりました。少ない超音波エネルギーで効率的に水晶体を破砕できる装置です。
そして今年から更にActive Sentry®と呼ばれる新しいシステムを搭載した、バージョンアップしたモデルが導入されました。
これは、水晶体の破片を吸引する際により精密に水流や圧力をコントロールできる装置が搭載されております。これにより眼の中の環境の安定化や、低眼圧で手術ができることによる視神経への負担を減らすことができます(特に緑内障がある方に有効です)。
先日も、通常では超音波の歯が立たないような茶色くカチカチになってしまった方の白内障手術も今までより負担が少なく終えることができました。
経験に裏打ちされた手技と、最先端の器械やレンズで今年も皆様の「眼の生涯現役をサポートする」をモットーに日々研鑽を積んでまいります。