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白内障は運転免許更新に影響する? 危険な見え方の変化や免許更新について解説

2026年1月22日

白内障は運転免許更新に影響する? 危険な見え方の変化や免許更新について解説

白内障が進むと、運転中に「以前より見えづらい」と感じる場面が増えることがあります。そもそも白内障の代表的な症状はかすみやぼやけ、光がにじんで見える、まぶしさを感じやすいなどの見え方の変化が中心であり、その影響が運転時に現れることで、危険度が増してしまう可能性があります。

そのため症状に自覚のある方は、運転に支障がないかどうかをしっかりと検討し、発症前以上に注意して運転する必要があります。ただし、必要以上に不安を抱く必要はなく「見え方が変わると運転に影響することがある」という事実を知っておくことが大切です。

本記事では、白内障と運転の関係、運転中に気付きやすいサイン、運転免許に必要な視力基準、そして手術後に運転を再開する際の考え方について解説します。

この記事で分かること

  • 白内障による見え方の変化と運転への影響
  • 運転中に気付きやすい白内障のサイン
  • 手術後に運転を再開する際の基本的な考え方

白内障による見え方の変化と運転への影響

白内障が進むと、水晶体が濁ることで見え方に変化が生じることがあります。代表的なものとして、視界がかすんで見える、全体がぼやける、光がにじんで見える、まぶしさを感じやすくなる、暗い場所で見えにくくなるといった症状が挙げられます。これらは白内障により光の通り道が変化し、眼の中で光が散乱しやすくなることで起こるのが一般的です。 こうした見え方の変化は、運転にも影響する場合があります。特に夜間やトンネル内など暗い環境では周囲の明るさを把握しづらくなったり、対向車のライトが強く感じられ、視認性が低下したりすることもあります。雨の日や逆光など光の条件が変わりやすい場面でも、見え方に影響が出ることがあります。

運転中に気付きやすい危険な白内障のサイン

運転中に、白内障による見え方の変化を自覚することがあります。例えば、道路標識が以前より見えづらくなる、対向車のライトがまぶしく感じて視界が一瞬白くなる、暗い道路で歩行者が見えにくいといったケースです。また夕方以降に急に見えにくくなる、明るい場所と暗い場所を行き来する際に見え方が安定しないと感じることもあります。 これらの見えづらさは白内障が関係している可能性があります。運転中に違和感を覚えた場合は無理をせず、一度眼科で確認しておくことが大切です。ご自身では気付きにくい変化もあるため、早めの受診が安全な運転につながります。

白内障と運転免許の視力基準について

運転免許の更新では、一定の視力基準を満たしているかを確認されます。白内障が進むと視力が低下し、基準を満たしにくくなることがあります。ここでは視力の基準と、白内障による視力低下がどのように影響するのかを整理しましょう。

運転免許の更新期間

運転免許更新の手続に与えられている期間は、誕生日の1ヵ月前〜1ヵ月後までの2ヵ月間です。なんらかの理由で視力低下を感じている方は免許更新の時期が近づいてきましたら、眼科にて視力検査や現在ご使用中の眼鏡・コンタクトレンズの確認を行っておくことを推奨いたします。特に何らかの目の病気が発見された際には治療に一定の期間を要することもありますので、ゆとりを持って自身の目の状態を把握しておくことが大切です。

運転免許に必要な公的視力基準

普通自動車免許では「両眼0.7以上・片眼0.3以上」の視力が必要です。また大型免許や二種免許では、奥行きを立体的にとらえる深視力の検査も行われます。白内障が進むと視界のかすみやぼやけによって視力が低下し、基準を満たせなくなる場合があります。見えづらさを感じている場合は、早めに視力検査を受けて確認しておくと安心です。

※参考:警察庁.「運転免許の更新等運転免許に関する諸手続について」https://www.npa.go.jp/policies/application/license_renewal/index.html

白内障は眼鏡で改善しないことがある

白内障による見えづらさは、水晶体の濁りが原因で起こります。そのため、眼鏡やコンタクトレンズを変えても改善しないことがあります。度数を調整してもかすみが取れない、視界がクリアにならないと感じる場合は、白内障の可能性があります。一度医療機関で状態を確認することが大切です。

白内障手術後の運転再開の目安

続いて、白内障手術を受けた後のことも確認しておきましょう。 白内障手術後は見え方が安定するまで時間が必要です。術後の経過には個人差があり、視力の回復具合もさまざまです。そのため、運転の再開は自己判断ではなく、医師の許可を得てからにしましょう。

運転が再開できるタイミング

白内障手術後に運転を再開する場合は、必ず医師の許可を得る必要があります。手術後の見え方が安定する時期には個人差がありますが、医療機関によっては、経過が順調で視力が十分に回復していると判断された場合、翌日から数日後に運転が可能とされることもあります。一方で、炎症が残っていたり、まだ見え方が落ち着かなかったりといった場合は、無理に運転を進めることはありません。 大切なのは、診察時の視力や見え方の状態を医師が確認し、安全に運転できるかどうかを医学的に判断することです。ご自身の感覚だけに頼らず、許可が出てから運転を再開しましょう。

術後に見られる見え方の変化

白内障手術の後は、光のにじみ、視界のかすみ、まぶしさといった見え方の変化が一時的に生じることがあります。これらは術後の経過として見られることがあり、時間の経過とともに治まっていく場合があります。ただし、見え方が安定していない間は、運転に支障が出る可能性があるため注意が必要です。 しばらくたっても強いまぶしさやかすみが続く場合、または普段と異なる見え方に不安を感じる場合には、無理に運転をせず早めに医師へ相談することが大切です。運転を再開するかどうかは、ご自身の判断ではなく、医師の指示を優先してください。

運転以外の白内障手術後の日常生活の注意点

白内障手術後は、運転だけではなく、日常生活のいくつかの行動にも注意が必要です。術後は傷口が安定していないため、目に刺激が加わる行動や感染の原因になる行動は、一定期間控える必要があります。

洗顔や洗髪では、術後しばらくの間は直接水が目に入らないよう注意し、顔を強くこすらないことが大切です。入浴については、体を洗う程度であれば比較的早い段階から可能な場合がありますが、目に水がかかるリスクのある行為やサウナなどは控える必要があります。

また化粧は目の周囲を触る機会が多く、細菌が付着する可能性があるため、まつ毛の生え際を含むアイメイクは一定期間避けることが推奨されています。運動に関しては、軽い散歩程度であれば早期に再開できることがありますが、汗が目に入るような激しい運動は控えたいところです。

仕事については、デスクワークは比較的早い段階で再開できる場合がある一方で、重い物を持つ作業などは慎重に判断する必要があります。 手術後は、目をこすらない、うつ伏せを避けるといった基本的な注意点も大切です。日常生活の再開時期は個人差があるため、不安がある場合は診察時に遠慮なく相談し、医師の指示に従って無理のないペースで生活に戻ることが大切です。

まとめ

運転免許に必要な視力基準は公的に定められており、視力が基準を下回ると更新が難しくなることがあります。運転免許の更新期間が迫っている中で「視力検査に通らなかった」「手術が必要と言われたが予約が数カ月先で間に合わない」とお困りの方は少なくありません。

秋葉原白内障クリニックでは、免許更新など急を要する事情がある場合、手術日程を柔軟に調整する体制を整えています。通常の手術待機期間にかかわらず、可能な限り早期(最短日程)で手術を行えるよう配慮いたします。「更新期限が近い」という方は、お問い合わせの際にその旨をスタッフへお伝えください。


記事監修者について

院長 原田 拓二

眼科医 原田 拓二

医療法人社団廣洋会理事長
グループクリニックにて毎年2,000人を超える白内障患者の診察に従事。
また、年間700件以上のYAGレーザー治療(後発白内障)を行い、あらゆるタイプの白内障の術前・術後診療に精通する。

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